秋葉原のシークベースに11月9日オープンした「カサブランカ」。超有名店を手掛けた店主プロデュースの立ち食いそば専門店です。
そんな「カサブランカ」で温かい肉そば(1100円)をいただいてきました。立ち食いそばなのにこの強気の価格。でも、ワケを知れば納得の価格でした。
秋葉原シークベースにオープンした「カサブランカ」ってどんなお店?
“日本一行列ができる立ち食いそば店”として多くのファンから支持を得ていたお店が虎ノ門にありました。その名も「港屋」。2002年にオープンすると、またたく間に人気店へと踊り出した「港屋」でしたが、2019年に急きょ閉店を発表。伝説の立ち食いそば店として多くの人が悲しみにくれました。
そばに甘辛のラー油の組み合わせと言ったら、秋葉原では「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」が有名ですが、最初にやり出したのは紛れもなく「港屋」です。それを「なぜ蕎麦〜」がインスパイアし、一般にも周知させたと言えます。
そんな「港屋」を手掛けたのが、株式会社KIKUCHI Art Gallery代表の菊地剛志氏。そして菊池氏が新たにプロデュースしたのが、11月9日に秋葉原シークベースにオープンした「カサブランカ」です。当初は11月1日オープンの予定でしたが、機材の不具合により延期を発表。9日のオープンとなりました。
オープンしたのは、秋葉原〜御徒町駅間の高架下にある商業施設「シークベース」内。同じフロアには「まんだらけCoCoo」などがあります。
店内に仕切りなどはなく、通路と一体化したレイアウト。かなり薄暗い雰囲気で、ぱっと見は立ち食いそばのお店とは思えないほど。かなりスタイリッシュな感じなので、女性ひとりでも行きやすい印象です。
秋葉原シークベースにオープンした「カサブランカ」のメニューは?
「カサブランカ」のメニューはとてもシンプル。冷たい肉そばと温かい肉そば、そしてもりそばの3種類。肉そばはそばの小盛りや肉の大盛りもラインナップしています。
- 冷たい肉そば 1100円
- 冷たい肉そば・小盛り 1000円
- 冷たい肉そば・肉大盛り 1300円
- 温かい肉そば 1100円
- 温かい肉そば・小盛り 1000円
- 温かい肉そば・肉大盛り 1300円
- もりそば 700円
立ち食いそば店としてはかなり強気の価格設定。券売機は交通系ICと現金のみ利用可能。バーコード系は利用できないのでご注意を。
秋葉原にオープンした「カサブランカ」で肉そばを堪能
訪れたのは平日の13時45分ごろ。最初のうちはランチだけの営業で、限定100食とのことでしたがこの時間なら問題なく食べられました。冷たいのにも惹かれましたが、肌寒い1日だったので「温かい肉そば(1100円)」をセレクト。
そばは平打ちの太麺。これまで食べてきたそばとは明らかに異なるビジュアルに、食べる前からわくわく。
つけ汁はラー油が入っているので真っ赤に染まっています。たくさんのお肉に、たくさんのネギが入っていておいしそう。
そばをつけ汁にたっぷり付けてたべてみると、太麺なのでガシガシ系かと思ったらつるりとしてかなり上品。一方、コシがあって喉ごしも良く、かなり好みの味。ウマい。
つけ汁はラー油が効いていてピリ辛。そこまで急激に辛さを感じるわけではなく、食べているうちに喉の奥で辛さが伝わってくる感じ。問題なくおいしい。
そばは明らかにほかとは一線を画すクオリティでしたが、つけ汁は正直「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。」との違いが分かりませんでした。ちなみに、卵がつくのも「なぜ蕎麦〜」と同じです。
食べ終わる頃に店員さんから「いかがでしたか?」と聞かれたので、「おいしかったです!」とお伝えしたうえで、失礼ながら「つけ汁は『なぜ蕎麦』とどう違うのか?」とお聞きしたのですが、深くは把握していないようで、「私どもは分かりません。ただ、菊池氏はかなりこだわっているはずです」と。よく分からなら聞いてこないでおくんなましw
「カサブランカ」の今後に期待
菊池氏がプロデュースした店ということで、この強気の値段設定も納得です。とはいえ、秋葉原の人たちから受け入れられるのか。もしくは、完全に観光客をはじめとした外の人たちがターゲットなのか。
そして、「港屋」と同じように、日本一行列ができる立ち食いそば店に発展するのでしょうか。今後の展開に期待しましょう。
住所 | 千代田区神田練塀町13-1 |
営業時間 | 【平日】 11時00分~20時00分 【土日祝】 11時00分〜17時00分 |
定休日 | なし |
ホームページ | https://casablanca-akihabara.com |